4000年前のインドから始まったお香は、祈りであり、心の癒しであった。
シルクロードを通って、伝来した香とお茶は日本では仏前の供え物であった。
コロナ禍で、何かのご縁で一か月間、日本の文献に出た中国の香について探索したことがあった。その中に『香清话』という本は、松栄堂さんの当時のご当主さんの著作だった。
畑元章専務取締役への取材は、京の老舗シリーズの第二回目。松栄堂さんの家訓は、「お線香のように細く長く曲がることなく、いつもくすくす燻って、あまねく広く世の中へ」、香老舗らしい。
「変わらないために変わり続ける」などの企業哲学を持っている畑専務は、またご自分の日常的なお香の活用方を教えてくださった。
一年前中国語脳で作った動画を、今回、日本語脳で再編集した。ぜひ見比べください。