この冬、明治創業の老舗、土佐和紙井上手漉き工房で体験したトロロアオイ(黄蜀葵)叩きは、強烈で貴重な体験であった。 それは「溜め漉」唐紙と「流し漉」の和紙の重要な分岐点を発見したような興奮でもあった。 また井上家の三代目の志、職人の細かい勘と科学的な手法、日本の文化財修復の制度…… 高知から帰って、いろいろ本を読み、やっと旅の意味に気づいた土佐和紙の旅でした。
日本語参考文献:
1「白い国の詩」東北電力が発行している情報誌:株式会社創童舎
※2000年7月号に掲載
2、週刊朝日百科 日本の国宝:朝日新聞社
※026号 1997年8月17日発行に掲載